病院の薬では、いつまでたっても根本的には治らない!?
「病気を治すためには自分の体を甘やかしてはいけません」
突然、何を言い出すのかと思われるかもしれません。
病気に悩まされ、何かつらい症状が出たとして、病院に行きますよね。
そうすると、たいていはそのつらい症状を止める薬を処方されます。
例えば、皮膚のかゆみがひどい場合は、かゆみを抑える薬が出されますが、その薬でかゆみが治まることがわかり、かゆみのたびに、その薬に頼るというサイクルがいつの間にか出来上がります。
そうなると、自分でもそのかゆみが出る原因を探ることをやめてしまいます。
薬は一時的なごまかしでしかない
つねに薬に助けられていると、薬がなければ、自分ひとりでは問題解決はできないのです。
不快な症状は、体が嫌がらせでやっているのではなく、体のどこかの不調を必死で示しているのです。
もちろん、例えば、腰の痛みやアトピーのかゆみなどが強すぎて、辛すぎる場合は、お医者さんの薬を使うことは有効だと思います。
でも、忘れてはいけないのは、病院の薬は一時的にごまかしているだけなので、病院の薬を使いつつも、『どうやって本当に治すのか?』を考える必要があります。
薬の使い方と子育てに共通するもの
これって、子育ての場合と一緒の感じがするなぁ〜と思ったのです。
子供が成長する過程を考えてみてください。
赤ちゃんはご飯を自分では食べられません。
スプーンやフォークの使い方を覚え、ちゃんと口に運べるようになったら、一人でなんとか食べれるようになります。
一人で食べ始めの頃は、一度や二度は上手にできたりしますが、途中で食べることへの集中力が切れて、残りは、親が食べさせてあげないと全部は食べられません。
でも、それを毎日、毎日、繰り返し成長していく中で、だんだんと一人で食べることができるようになるのです。
それを子供を甘やかして、いつも親が全部食べさせていたら、いつまでたっても子供は自分で自分のことをしようとは、しないものです。
子供は成長によって新たな能力を獲得する
できなくてもトライさせてみて、できたらほめてあげて、失敗したら今度はうまくできる方法を手助けしながら教えてあげるという、一手間一手間の繰り返しによって、子供は成長していきますよね。
子どもは親がやり方を教えてくれたり、助けてくれたり、困った時にヒントをくれたりすることで成長をします。
そして自分でできた時の喜びはとても大きいので、子供は楽しい気分になります。
それと同時に親も子供の成長がとても楽しみになっていきます。
自然治癒力も学習と成長が必要
病院のお薬にいつも頼ってしまうということは、『自分の体を甘やかせていること』と同じではないかと思うのです。
いつも自分の代わりに体のトラブルをなんとかしてくれているのが『薬』です。
本来、自分の体にできることが少しでもあったとしても、全部やってしまうのが、薬です。
その結果、『自分で何もしなくていい体の中の環境』を作り出してしまうのです。
だから、病院の薬は、どうしても体を甘やかせすぎてしまう危険があります。
そして根本的な問題の解決は一切しません。
病院の薬は、なんでもやってしまう親のようです。
そういった親は、子供の成長のチャンスを知らず知らずのうちに奪ってしまっています。
人間の体内も子供と同じで『自力でなんとかしないといけない』という意識がないと、なかなか変わっていけません。
子供の成長のように少しずつ、だんだんと自分で治す力をつけていけば、やがて病気の自然治癒につながっていきます。
漢方薬は、初めは困難なことでも、手助けしたり、体に教えたり、徐々に慣れさせたりということを体に対して教えてくれるのです。
そうなると、体はだんだんとできることが増えて、楽しくなり、体は元気になっていくのです。
具体的な例ですと、週に1回しかお通じがないようなひどい便秘が5日に1回となり、3、4日に1回となり、やがて1、2日に1回と便秘症がよくなってきたりと。
体質に合わせた漢方薬は、その方の特徴や不得意なところを見極めて、少しずつ手助けしてくれる親のような位置づけになってくれるのです。
ただし、マニュアルでなく、あなた自身の体質を分析して、ちゃんと選んだものに限りますが。
病気を治すためには、何かに頼って代わりにやってもらうばかりでは何も前には進みません。
病院の薬は体を甘やかしているだけともいえますので、並行して、根本的に治すこともしていかなけばいけないないと思います。
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