漢方専門まごころ漢方薬店

病気の原因は生活環境によって無数にある

病気になるのはなぜでしょうか?

(大きな要因は3つ)

(1)生まれながらの体質

(2)行動パターンや職業により、体の同じ場所に負担がかかるため

(3)周りの環境(寒すぎたり、梅雨の湿気など)に体が合わせられなくなって、負担がかかるため

簡単に3つをあげましたが、もし、具体的に、人それぞれ細かな要因を挙げるとすれば、ものすごい数の項目になりませんか?

それくらい、人が病気になる過程というのは、複雑で計り知れないものなのです。

少しくらいの病気は本来、私達人間が持つ自然治癒力によって治せるものです。

でも、大きな要因が同時に重なったり、長期間続くことによって病気が大きくなってしまいます。

それは自分の持つ自然治癒力では追いつかなくなってしまうからです。

最もコントロールがしづらい要因は、生活環境です。

例えば、タバコを吸う人。

タバコを吸わないと仕事がはかどらないという方も多いと思います。

長年のヘビースモーカーの方でも、全く病気にならないという方もいらっしゃいます。

ですが、元々、肺が弱い体質の方であれば、タバコを吸うことによって、だんだんと病気になる場合もあります。

また、特に肺が弱いわけでもないけれど、とにかく仕事がハードで疲れが溜まったことにより、肺にも影響が出てしまいタバコを毎日吸っていることが悪化を早めてしまうという場合。

普段なら何も体に問題がなかった喫煙も、ある日大きなストレスを抱えることによって、体に負担がかかってしまい病気になってしまう場合もあります。

何の要因も他になければ、タバコを吸っても大丈夫かもしれません。

でも、普段の生活を重ねる中で、何も問題がない。という方は本当はとても少ないと思います。

そして、日々の喫煙の積み重ねがある日、病気となって現れることなる可能性があります。

また、自分はタバコは吸わないけれど、家族や職場などの身近な人が毎日喫煙する場合などは、自分が全てをコントロールできない環境問題でもあります。

食べ物も同じです。お母さんが作ってくれるご飯やお弁当を食べることはごく自然なことです。

ですので、家族の好みや食習慣が似てくるのは、必然です。

代々、お味噌汁の味が濃い目であったり、醤油をおかずにかける時に多めにかけるのが普通だったり、揚げ物のメニューを毎日食べたりなど。

その食習慣が、もしかしたら病気を引き起こす原因の一つになるかもしれません。

家族だと同じような病気になりやすくなるのは、体質の遺伝と同時に生活習慣が同じであるということが原因になっているとも考えられます。

ずっと健康で過ごせていれば問題ないですが、もしひどく体調が悪くなったと感じた場合は、原因だと考えられることをすぐに改善することが早い治癒につながり、大きな病気にならないようにするための一歩であると思います。

普段の小さな病気をいつものことだから大したことないと、スルーばかりしないで、改善できる自分なりの方法を見つけてもらいたいと思います。

病気の恐ろしいところは、人間は壊れても我慢して耐えることができることです。

だから、おかしな言い方かもしれないですが、いろいろな気になることをスルーすることによって、病気はよりひどくなります。

治療の方法が西洋医学の対症療法のお薬に頼る。という依存的な方法だけでは、根本的な治癒には繋がらないことを知ってもらいたいと思います。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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