インフルエンザウイルスに負けないようにするには
今年もインフルエンザが大流行です。
うちの子の学校でも、学級閉鎖になるくらいインフルエンザが流行っています。
なのに、こんなニュースが出ましたね。
この『ゾフルーザ』という薬は、数日間続けて飲むタミフルなどとは違い、ウイルスの増殖自体を抑えるので、錠剤を一回、服用するだけでよいというインフルエンザ薬としては、夢のようなお薬なのですが、2018年2月に承認され、3月に発売されてからまだ一年も経っていないというのに、耐性変異ウイルスが検出されてしまうなんて、とっても残念です。
ウイルスも何とか生き延びるために必死なんでしょう。
インフルエンザになってしまうと、お薬を飲んで効いた時はいいのですが、結局効かなかった時は、高熱が続いてなかなか治りません。
こんなニュースが出て残念ですが、やはりインフルエンザに効く万能な薬はなかなかないのかも知れません。
常に、ウイルスも進化し続けていくわけで、これからもインフルエンザの脅威はなくなりません。
ですので、できればインフルエンザにならないようにしたいものです。
そのために、普段から気をつけることって何だろうと考えてみました。
まずは、インフルエンザウイルスから身を守りましょう
我が家はインフルエンザの季節になると、外出にはものすごく気を使います。
具体的に上げますと、
- 人が大勢集まっている場所には、なるべく出かけないようにする。
- 電車に乗る時や人が大勢いる場所へ行く際には、必ずマスクをする。
- ショピングモールや大型電気屋さんに行く時も必ずマスクをする。
- 帰ってきたら、手洗い・うがいは必須。
インフルエンザウイルスに負けない体づくりを
インフルエンザを治す薬に期待するよりも、とにかく予防です。
- 毎日の食事はしっかり食べる。
- しんどい時は無理をしないで、体を休める。
- 体が芯から冷えるような寒い場所に長時間いないようにする。
- 寒い場所に行く時には、暖かい格好で出かける。
- お風呂にしっかりつかる。
- 近くにインフルエンザにかかった方がいた場合は、早めに漢方薬を飲んでインフルエンザウイルスが体に侵入してこないように、防御する。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、徹底して実践するのは簡単ではありません。
まっいっかーという油断した時に限って、やられたりするものですから。
このようなことを実践しているからかはわかりませんが、過去6年間、家族全員インフルエンザには、かからずに過ごせています。
といっても、漢方薬をすぐに飲んでいるので、大事に至る前に終わっている可能性もありますが。
毎年、毎年、インフルエンザにかかってしまうという場合は、その時、どこかしら体のバランスが崩れて体が弱くなっていて、そのためにインフルエンザウイルスに負けてしまっているのかもしれません。
インフルエンザにかかりかけても、なんとかそれに負けないくらいの体であれば、インフルエンザウイルスをはねのけることができます。
体全体がバランスよく元気であれば、インフルエンザウイルスが入り込みにくくなります。
でも、どこか一箇所でも弱いところを見つけるとそこを狙って入り込んでくるんだと思います。
「そうか!」とお心当たりのある方は、漢方薬で体の弱点を補って全体のバランスを整えて、ぜひとも、インフルエンザに負けない体づくりをしていただきたいと思います。
ちなみに病院は、インフルエンザというと麻黄湯をマニュアルだけみて処方しますが、漢方は体質に合わせて選ぶもので、インフルエンザだからといって、麻黄湯とは限りません。
麻黄湯にインフルエンザウィルスを叩く成分や効果なんかは、ありませんよ。
予防で飲んでいる人なんかいますが、麻黄湯は胃を荒らし、強烈な利水作用がありますので、安易に飲まない方がいいです。
漢方薬は、治し方が違うのです!
インフルエンザで、なおかつ麻黄湯が必要な体質であれば、麻黄湯がよいですが、それ以外の漢方薬もいろいろと使いますので、インフルエンザであっても、安易なマニュアルで麻黄湯を選ばないで、しっかりと体質をみていただいて、漢方薬を選んでもらってくださいね。
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