閉経年齢は思っているより個人差がある
こんな不安に駆られたことはありませんか?
「最近、生理の周期がバラバラに・・・」
「そういえば、3ヶ月以上も生理が来ていない。」
「妊活しているのに、もしかして生理が来なくなっちゃうの?」
個人差はありますが、 一般的に45~55歳くらいで閉経するといわれ、通常はだんだん月経周期の間隔が長くなり、やがて終了します。
閉経の医学的な定義は、「1年間以上月経がないこと」ですが、残念ながら閉経がいつ訪れるかを事前に知る方法は今のところありません。
ですから、自分の閉経の時期を予測することは不可能です。
また、最近は、「早発閉経」も増えているとのことです。
*(「早発閉経」とは、病名としては、40歳未満の自然閉経と定義され、日本産科婦人科学会では「閉経が43歳未満までに起こること」を早発閉経と定義しています。)
妊娠を希望しているのに、月経が来ない…という状況が続けばどうしたらいいのでしょうか?
一般的な閉経年齢に10年もの差があることを考えると、不妊治療もそれに応じた対応策を取れなければならないのが、本当のところかもしれません。
実際には、同じ年齢の女性であっても閉経する人もいるということですが、しかし、自分がいつ閉経を迎えるかは、自分も含めて誰にもわからないのです。ただ、今は、無月経状態なだけで、本来の閉経は今から5年後なのか、それとも実はもうすぐなのかも特定できないのです。
病院での治療はホルモン治療になります。
年齢に関係なく、通常はカウフマン療法といわれている治療(通常の月経周期がおきるようにエストロゲン「卵胞ホルモン」とプロゲステロン「黄体ホルモン」を投与する方法)が行なわれます。
とにかく無理やりにホルモンを数値的に調整し、月経を起こさせるその場をしのぐ治療法です。
もう、閉経しているかもしれないという場合は、このような治療をしても全く月経が起こらないのです。
また、この早発閉経としての病院での治療はホルモン療法となりますので、治療費は自費となってしまいます。
国民目線から見ると、「早発閉経」と立派な病名がつくのに、保険で治療できないというのがよくわからないのですが…
実際のところ、自費診療の背景があるのと、治療をしても治癒する確率も高くないということから早発閉経治療をされる方も少ないようです。
ホルモン治療にも、大きな期待はできないとなるとどうすれば…と悩ましい問題です。
女性の閉経の年齢を明確にするのは、はっきり言って未知なることです。
未知なるものに「これだ!」という解決策はなかなかありませんが、体へのリスクも少なく、体調も同時に良くなっていくという方法が漢方治療です。
うちの漢方治療の経験から、50代の女性で何年も前に生理が来なくなった方が、漢方薬を飲みだして数ヶ月後に月経が来たという事例もありますし、何年も無月経の女性が妊娠され、出産されたという例もあります。
「早発閉経」という病名と特定する前に、何かできることはないかとお悩みでしたら、漢方薬という方法もあることをご提案させていただきたいと思います。
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【引用先及び参考図書・Webサイト】
◯ 閉経(メルクマニュアル家庭版)
◯ 閉経の基本(メルクマニュアル家庭版)
◯ 早期閉経(メルクマニュアル家庭版子)
◯ 無月経(メルクマニュアル家庭版子)