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ステロイドを処方されているうちは全く治っていない

ステロイド薬を処方される場合の症状というと、蕁麻疹アトピーのような皮膚の炎症症状であったり、気管支喘息リウマチ膠原病腎臓疾患などがあります

ステロイドは、副腎皮質から分泌されるホルモンです。

このホルモンには、炎症やアレルギー反応を抑える働きがあります。

人の体から分泌されるホルモンには限度があります。

その限度は、炎症症状がある人にとっては不都合なことです。

そこで、人工的に合成されたステロイド薬を服用することで、人体の限度を越えたステロイドが手に入るので、限度の問題は簡単に解消されるため、病院ではとてもよく出される薬になっています。

ステロイド薬は炎症症状などに対して、びっくりするほどの即効性があり、効き目がよいという長所がある反面、長期に服用・使用する場合は、副作用に注意しなくてはいけない薬と言われています。

なのに、『病院ではいとも簡単に』ステロイド薬を処方します。

おかしいですよね!

こちらから、「ステロイドの副作用が出たことがあります。」と言わない限り、皮膚科なんかだと、処方するのは、ほぼステロイド薬のみです。

しかも強さ5段階中の薬なかで、強さが1・2番の薬を処方されるケースが多いのです。

その理由は、強ければ強いほど、薬を使ったら症状を抑えることが出来るので、「よくなったかもしれない!」と誰もが思えるからです。

実は、この状態、『決して治ったのではありません』

アトピーや蕁麻疹を薬の持つ力わざで、強引に抑えているだけなのです。

ステロイド薬は服用、使用すると、その時にすぐに効くので、思わず治ったかのように思います。

しかし、しばらく経つと同じ湿疹が出たり、ステロイドを使う前よりもかゆみが強くなったりしますが、ステロイドの効果の時間が切れることによって、同じ湿疹などで悩まされたりするのであれば、それは、『決して完治してはいない』のです。

ステロイドの薬でよくなったと言える場合は、『そのステロイドをやめても症状が全く出ないようになれば』、完治したことになります。

その場、その場だけ、ステロイド薬の強引な作用のおかげで症状が抑えられていただけであって、なかなか良くならなかったり、ある一定のレベルから「全く良くならない」という場合は、それ以上、そのステロイド薬をどんなに続けても意味がありません。

【ステロイドで湿疹やかゆみを抑える→効果時間が切れて湿疹やかゆみが再発する→ステロイドで湿疹やかゆみを抑える…】

10年間、ステロイド剤を続けたところで、ずっとこのサイクルを続けるだけです。

当選、ステロイドをやめれば、湿疹やかゆみは元通り。

残念ながら、ステロイドの薬を使用している期間だけ、『自分の体を治すことを放置していただけ』という悲しい結果になります。

本来は、自分の体の中では、ステロイドホルモンが炎症を抑え治すという力を持っているのだから、その力を使わないで、外部からの人工的に合成されたステロイド薬で症状を抑えているうちは、体は完治へと向かっていくことはありません。

炎症が起きている本当の原因は、必ず何かあるわけですので、それが何かを追求し、それから遠ざけることなど、『本当の治療の方法』があるはずです。

ステロイド薬は、根本的には治す薬ではありません。

急性期に使う応急処置みたいなものですので、それを服用・使用することで、かえって治療の遠回りにならないように『根本的にはどうするのか?』もステロイド治療をしながら、ご自身で考えてほしいと思います。

(お医者さんは根本治療は分野外ですので)

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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