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不妊治療のレーザー治療って意味あるの?

不妊症にレーザー治療を取り入れている不妊クリニックがあるようです。

レーザー治療とは、通常は光のメスであり、例えば実際にメスを入れる替わりに体に傷をつけずに対象物を消滅することができる治療であったり、皮膚に当てて、しみやあざを消滅させたりすることです。

そんな刺激の強い治療がどうして、不妊治療に適用されるのか。と不思議に思って調べてみました。

そしたら、通常のレーザー治療とは異なり、低レベルレーザーと呼ばれていて、照射されてもまったく痛みがなく、体に傷をつけることのない治療法だそうです。

その治療を受けると、血流がよくなり、リラックス効果があるとのことです。

要は、レーザーをあてることで体内の血がめぐり、その結果、体が温まり、卵子の状態がよくなったりと不妊に関して結果が出たということです。

レーザー治療が本当に必要?

『これって、わざわざレーザーを体に何回も当ててまですることなのでしょうか?』と思ってしまいました。

そもそも、他にも体を温める効果のある治療法って、いっぱいあります。

ただ不妊クリニックには、血流をよくして体を温める方法がなかったから、その方法としてレーザー治療が出てきただけではないかと思うのです。

本来のクリニックでの不妊治療の基本は、ホルモン投与人工授精体外受精の3つですが、この10年間で全く妊娠率が上がっていないので、色々と新しいものを取り入れてはいるものの治療として定着していないのです。

そんな流行り廃りの治療法の中には、「葉酸」「血糖値を抑える」「甲状腺障害があるから不妊」「免疫療法」「卵子にミトコンドリアを注入」「ヒト成長ホルモン」など基本治療以外になんだかんだと新しいものを取り入れては、消えていく背景があります。

妊娠するためには体を温めるのは当たり前

赤ちゃんを授かるには、体を冷やさないで温めることが大切なのは、昔から知っていることです。

体が冷えていては、妊娠は難しいのは常識的な考えです。

それをになって、改めて注目するような治療はかなり遅いのではないのかな。と思いました。

病院の不妊治療って1週回って、週回遅れの感じがあります。

体を温めるには、単純に体を冷やす食べ物を避けて、温める食べ物を食べることであったり、毎日の生活の中で冷えた空間にいないように注意したりすることです。

また、治療としては外から温めるお灸であったり、体の中から冷えや血の巡りをよくする漢方治療がからあります。

現代的なやり方であっても、血流をあげるのであれば、マッサージでもいいのではないでしょうか。

不妊症の原因もわかっていないのに、目新しさだけでレーザー治療をすることよりも、もっと手前でやるべき、基本的なことがあるのだと思います。

やみくもにレーザー治療をするのではなく、まずは、自分の不妊の原因にしっかり向き合うことです。

その原因で血流が悪いということがわかれば、マッサージなど血流を上げるための治療をすれば改善されます。

『レーザーでなんとなく血流を上げれば、なんとなく妊娠しそう』

とてもじゃないですが、科学的根拠を拠り所にする西洋医学とは思えないですね。

目先の妊娠だけを考えるよりもっと先のことを

レーザー治療の目的は血流を上げて体を温めるとのことですが、血流をあげるという点に関しては、何も目新しい方法でもなんでもありません。

なのに、本当のところはどうなのかわからない、新しい治療方法をわざわざ取り入れて体へのリスクがあるかもしれないことを背負いながら血流を上げることはないのではないでしょうか。

多分、これって、『新しいものに対する漠然とした期待』だけなんだと思います。

それに、レーザー治療をした時だけ血流をあげて妊娠はできたとしても、その先、赤ちゃんはお腹の中で育っていきます。

赤ちゃんがお腹にいるのに、血流をあげて体を温めた状態にしておくには、お母さんの体自体がそうならならないといけません。

まさか、お腹に赤ちゃんがいるのに、低レベルだからといってレーザー治療を続けるわけにもいきませんよね。

過去10年以上、病院の不妊治療をみてきていますが、不妊病院って、こういう付け焼き刃で、その場しのぎ的な治療が好きなんだなと思います。

ちなみに漢方薬での治療なら、体質から改善していきますので、妊娠後もそのまま血流はよくなり、体の中も温かなままですよ。

赤ちゃんのためにも、自分自身の力で血流を良くしていけるようにしましょう!

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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