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厚生労働省発表:飲み続けてはいけない薬について

週刊現代の記事でこのような内容がありました。

ついに厚生労働省が実名公開に踏み切った「この薬は飲み続けないほうがいい」116

この記事では、飲み続けてはいけない116種類の薬の名前がしっかりオープンにされています。

ということは、『本当に飲み続けるべきではない』と、厚生労働省が国民に対して注意喚起を促しているわけです。

この記事によりますと、

(ここから記事引用)「以前から日本老年医学会などのガイドラインには、高齢者の多剤併用による副作用や飲み合わせの問題などが指摘されていましたが、残念ながら医療現場には十分に浸透していませんでした」(引用終わり)

とあります。

病院側に任せていても、何も状況が変わらなかったから、リアルに薬の名前をリスト化することで、直接、薬を飲まれている方へ『飲み続けてはいけない』というメッセージを届けたいという意図なのでしょう。

飲み続けても意味がない理由

やはり、薬(西洋薬)は、対症療法であり、一時的に体のトラブルを解決することはできるけれども、その効果を持続させるために飲み続けることは、体に何かしらの影響を与えてしまうのです。

この記事の中で取り上げられていますが、以前より認知症の高齢者が急増していて、その患者さんの多くが催眠鎮静薬・抗不安薬であるレンドルミン・ハルシオン・デパスなどを処方されているそうです。

実際に、それらの薬を減らしていくと、『認知症の症状が改善した方も多くいた』という内容です。

このような副作用が高齢者に起こりやすい理由は、高齢者になれば、誰でも薬を代謝する腎機能や肝機能が落ちてしまうからです。

また、このような副作用は、体がしっかりと出来上がっていない、子供さんにも起こりやすいとも考えられます。

昔に比べて、小さいお子さんにも薬を長期的に処方をされる場合が増えてきていますので、その場合は注意が必要だと思います。

(関連する過去のブログ:病院のお薬は決して予防薬になりません

飲み続けたいと思わなくても飲み続けてしまう

今回の週刊現代の記事は、高齢者のお話として書かれていますが、レンドルミン・ハルシオン・デパスのような薬は、副作用として、『依存性が高い』ということが、それぞれの添付文書に書かれています。

もし、若い方でも依存性が高いため、途中でやめることができず、ずっとずっと飲み続けることで、腎機能や肝機能が弱って、なんらかの副作用が出てくることもあります。

特に、食欲がなくなったり、体力がなくなってきたら、これらの薬を飲み続けることで、体に負担をかけ続けることになってしまう危険性があります。

厚生労働省が指摘するように、飲み続けてはいけない薬なら、一度このような薬を処方されてしまったら、次に考えないといけないことは、どうやってこの薬を飲まずに元の体調に戻すのかという計画です。

例えば、薬を飲んで、不眠トラブルを解消できたとしても、次に向かっていく先は、『その薬をやめても不眠に悩まなくてよくなるという状態にどうやっていくのか』という具体的な治療スケジュールを立てる、もしくは代替え案が必要ではないでしょうか?

だからと言って、その薬を処方する病院には、薬を飲み続けないための代替え案はないですよね。

もしあるのなら、初めからそれを患者さんに伝えてくれてるはずです。

現状は、ただ、ただ、対症療法の薬で今だけ症状をごまかせばいい!という状態になっています。

今後、厚生労働省の示したガイドラインに従って、長期の処方をせずに、少しずつ薬をやめる方向で治療をされる病院がどれだけ増えるのでしょうか。

病院の薬は対症療法の薬なので、いくら飲み続けても根本的には治りません。

いずれにしろ、一時的に薬で症状を誤魔化した後をどうやって薬を離脱しながら、根本的に治していくのか?

ここの部分をお医者さんに、しっかりと相談したほうがよいと思います。

もし、116種類の中の薬を飲み続けるのが、不安に感じたり、飲み続ける理由に対してどうしても疑問が残るといった場合は、是非ご相談くださいませ。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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