漢方専門まごころ漢方薬店

シャキシャキ、トロトロの山芋の漢方的効果!

山芋(やまのいも)がおいしい季節ですね。

手軽にスーパーで手に入るのは、「長芋」ですね。

うちの子供が一番好きな野菜です。

あのシャキシャキ感が大好きみたいです。

短冊にして食卓に出すとあっという間に食べて「もうないの?」と言われます。

(いやいや、長芋のおかわりなんて用意してませんから・・・)

私は、すりおろしてトロロにするのも好きです。

すごいと思うポイントは唯一、生でも食べられるお芋なんですよね!

生で食べると消化酵素が豊富に含まれているので、消化吸収を高めます。

もちろん、火を通すことによって、いろんな食感が楽しめます。

切ってフライパンで炒めるともっちりしたものになりますし、すりおろしたものを加熱すると、フワフワ食感にもなります。

お好み焼きにもよく入れますよね。

なんと、この『やまのいも』は漢方薬にもなっているんです。

漢方薬になると、生薬名が『山薬(さんやく)』となります。

だいたい市場にあるものは長芋ですが、野生の中で自分で育った自然薯(じねんじょ)はとっても貴重なやまのいもです。

そのため、漢方薬の生薬としても自然薯が原料となっているものはほとんどありません。

この『やまのいも』である生薬が入って構成されている漢方処方には、「六味地黄丸(ろくみじおうがん)」「八味地黄丸(はちみじおうがん)」「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」などがあります。

これらの漢方薬は、補腎といって、腎虚が原因の腰痛や下虚といって、夜中のオシッコがひどかったり、下半身に力がはいらないなどの状態に使うことが多いです。

やまのいものは、秋から冬にかけての食べ物です。

漢方でいう効能は、胃腸の機能を高め、肺を補います。

おしっこが近いなどの症状を改善し、強壮作用があります。

女性にも嬉しい、老化予防、肌荒れ予防、疲労回復、便秘改善などの効果があると言われています。

漢方的な観点からみても、子供さんの成長期にはよい食べ物です。

ですが、うちの子みたいに好きで食べ過ぎると、お腹が張ってしまいますので食べ過ぎにはご注意を!

胃腸の弱い方、普段からお腹が張る方は控えめになさって下さいね。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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