女性雑誌で紹介されているおかしなニキビの漢方薬
先日、美容院で雑誌を読んでいてびっくりしたことです。
何がビックリ!!って(; ̄Д ̄)
にきびの治療薬のイロイロが、ある女性雑誌で紹介されてたんですけど、病院で漢方薬を処方する場合は「ツムラ125番のけいしぶくりょうがんかよくいにん」とのこと。
その写真を見て、「そう言えば…」と記憶がよみがえったのですが、私がにきびで病院に通っていた時、出してもらったことを思い出しました。
病名だけで選ぶ漢方薬は効かない
当初、全然よくならなくて、病院での治療をこのまま続けてもいいのかどうかと悩んでいた頃です。
漢方薬に対しても詳しい説明がなく、よくわからない上に、今まで塗り薬しか出してくれてなかったのに、突然飲み薬を増やされて…なんだか飲む気になれなくて。
ほとんど記憶になく、漢方薬であったことすら忘れてたくらいです。
自分たちのおかしさにすら気づいていない漢方業界
雑誌のニキビの漢方薬特集で驚いた3つのことです。
【雑誌のニキビ特集のビックリ①】
20年前に、私がにきびで病院に行って出された漢方薬が今と何も変わってないなんて!
お医者さんの漢方薬は安定していますね(もちろん悪い意味で)
【雑誌のニキビ特集のビックリ②】
「処方されたら、とりあえず3ヶ月は続けてください」とのこと。
3ヶ月、飲み続けないといけない理由って何?
少なくとも漢方の医学理論にそんなものはありません!
漢方薬は1ヶ月も飲んで何も変わらないなら、実はその後も何も変わらない可能性が高いです。
体質と合ってなければ飲み続けても意味がない!
1ヶ月たって、何も変化がない時は「う〜ん、ちょっと待てよ!」と思ってください。
【雑誌のニキビ特集のビックリ③】
「けいしぶくりょうがんかよくいにん」という処方はうちでは、ニキビの場合、たまにしか出さない処方であり、過去にこの処方でよくなった例は残念ながらありません。
それが、ニキビの方の漢方薬と紹介されていることにびっくりしました。
桂枝茯苓丸加ヨク苡仁の副作用
「けいしぶくりょうがんかよくいにん」には、文字通り、ヨクイニンが入っています。
ヨクイニンの副作用としては胃の調子が悪くなるということもあるので、その場合は病院に行って「自分には合っていないのではないですか?」と聞いてみてください。
その副作用の解決策として、お医者さんは病院の薬の胃腸薬を処方することがありますが、その胃腸薬を飲む前に漢方薬の『桂枝茯苓丸加薏苡仁』が本当に合っているのかどうかを考えるべきです。
漢方で体質を考える時は、全身から考えますので、もちろん、ニキビであっても胃腸の状態との関係もみていきます。
『桂枝茯苓丸加薏苡仁』で胃腸が悪くなったからって、他の薬を付け足すなんてことありません!
この処方はニキビの方なら誰にでもいいっていう漢方薬ではないので、もし、飲んで何もよくならなくてもガッカリしないでくださいね。
体質別に、ちゃんとみていけば、ニキビに使う漢方薬はイロイロありますよ!
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