漢方薬にも副作用があるの?
漢方薬の副作用について詳しく知ろう!
漢方薬にも病院の薬にも効能効果があり、同時に副作用があります。
病院の薬は、製薬としてできあがるまでにいろいろな臨床検査を経て、厚生労働省に認可され、はじめて薬として処方されます。
認可されるまでの臨床検査の過程では、ネズミやウサギで実験を行い、「薬効薬理」、「効能効果」、そして、どんな「副作用」があるかをはっきりさせます。
曖昧な部分があった場合や効能効果がなく副作用しかない場合などは、薬として認可されません。
一般的にいわれている副作用というのは、こういった実験でわかった病院の薬の反作用のことを指しています。
漢方薬の副作用は病院の薬の副作用とは違うもの
漢方薬は、2千年前から存在しています。
当然ですが、当時は今の病院の薬のような臨床検査などは存在しません。
日本では、厚生労働省が、医薬品全般を管轄し、西洋医学を基準に漢方薬を医薬品に指定しているため、漢方薬も西洋医学と同じルールで副作用の説明がされています。
しかし、これは漢方本来の東洋医学の理論から考えると非常におかしなことです。
なぜなら、漢方薬は病院の薬とおなじような、臨床検査などを経て製造されるわけではないので、西洋医学的に記されている副作用は、漢方理論とは関係のない副作用情報になるからです。
漢方薬の副作用とは
漢方薬にも副作用があります。
ただし漢方の場合は、薬を飲んで、悪い症状が出たからといって「即、副作用」とはなりません。
副作用と効果は表裏一体で、漢方の場合は、はっきりと副作用と決められない場合があります。
それが以下の3つのパターンです。
- 今まで止まっていた自然治癒力が動き出して一時悪く感じるかのような症状が出てきている。
- 瞑眩とよばれるもので、一度、症状が悪くなるが、その後、すぐによくなっていく。
- 体質とあわずに漢方薬の反作用のようなものが出ている。
「①」はよくあります。
例えば、めまいの漢方薬で、めまいが止まると思ったら、水と血を巡らせる漢方薬を飲み始めると、余計にめまいがひどくなることがあります。
単純に、漢方薬と体質が合っていなくて副作用を起こしていることがありますが、最初の変化で副作用的なものが起こっているだけなので、そのまま飲み続けたら、良くなっていく場合があります。
ちなみに、この現象は、マニュアルだけで漢方薬を処方している医者や漢方の治療理論を知らない人には、「ただ、漢方薬を飲んだら悪くなった」としか思えないので、判別できません。
でも、良くなる前の反応なので、ここでやめてしまうと自分に合った漢方薬を捨てることになります。
「②」はよく偽漢方医が、乱用している瞑眩(めんげん)というものです。
漢方薬を飲んで、2、3日で悪い症状が出ます。
「①」との違いは、体質と漢方薬との理論的な因果関係が、よくわからない副作用が出ることです。
「③」は単に体質と漢方薬が合っていなくて副作用が出ています。
医者は、体質を分析できないので、保険適用の漢方薬は、常にこの危険性と隣あわせです。
例えば、よくあるのが、当帰芍薬散を飲んで胃痛や胃もたれを起こすのは、単純に体質と当帰芍薬散が合っていません。
病気より怖い漢方の誤治と壊病
漢方薬は、体質とあっていなければ副作用的な症状をおこします。
こういった副作用的状態を漢方では誤った治療として『誤治』といいます。
病院の薬と違う点は、誰が飲んでも同じ副作用を起こすわけではなく、あなたの体質に関しては副作用的だったということです。
同じ種類の漢方薬を飲んでも、体質が違えば、副作用にならない人もいます。
漢方薬の副作用かどうかを調べる方法
病院の薬は、体質によって薬の使いかたを変えることはありません。
鎮痛剤は、大きな身体の体力のある男性であろうが、華奢で体力のない女性であろうが、体重に対して分量が変わるだけで、処方するお薬の種類を変えることがありません。
ここが、漢方との大きな違いです。
漢方薬を飲み始めて、副作用的なものが出てきた場合、通常は、体質と合わせた漢方薬を確認して、漢方薬のどんな作用が副作用として出ているのかを分析し、副作用だと判断すれば、漢方薬を変更します。
しかし、保険適用の漢方薬などの場合は、そもそも医者が体質を診断せずに漢方薬を処方していますので、副作用が、出ても、それが副作用なのか? 飲みつづkても良いのか?の判断ができませんので、副作用的な症状が出た場合は、処方された先生に聞いても無駄です。
なんとなく、またマニュアルをみて、適当に違う漢方薬に変更するだけか、根拠も理由もなく、「続けても大丈夫」といいかげんな安請け合いをするだけですので、最初にちゃんと体質を分析、判断してもらえるところに変えたほうがいいと思います。
漢方薬の副作用は、当帰芍薬散の胃痛、胃もたれのようにジワジワと体質を変えていくようなパータンが多いので、副作用とすら、気づかずに体質が悪い方へと変わっていくことがありますので、そのまま、頑張って飲まない方がよいです。
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【引用先及び参考図書・Webサイト】
◯ 図説東洋医学(基礎編):学研
◯ 漢方概論:創元社
◯ 漢方臨床ノート(論考編):創元社
◯ やさしい中医学入門:東洋学術出版社
◯ 中医診断学ノート:東洋学術出版社
◯ 中医処方解説:神戸中医学研究会
