不妊治療クリニックで処方する漢方薬は意味がない!?
不妊治療のクリニックでも、漢方薬は処方されることがあります。
こちらは望んでいないし、特に専門でもなさそうなのに、突然、脈絡もなく漢方薬が処方されたりします。
なぜ、いきなり漢方薬なのでしょうか?
その理由がよくわからないのが正直なところです。
不妊治療クリニックで出される漢方薬は決まっている
よく出される漢方薬というのは、女性なら最も多いのが、『当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)』または『温経湯』。
大体、この2つです。
男性不妊の場合の漢方薬も『補中益気湯(ほちゅうえっきとう)』と判を押したように決まっています。
なんで、決まっているかというと、病院の医者が読むマニュアルに、そう載っているだけだからだと思います。
お医者さん達は、非常に素直な方ばっかりなので、自分の考えはさておき、本の書いてある通りに処方するのですね。
しかし、ここで大きな問題があります。
それは『漢方薬は体質で判断して、処方するのがルール』だということ。
不妊症という病名から、漢方薬を決めること自体がルール違反なのです。
突然、漢方薬を出されても飲む理由がわからない
不妊治療のために病院に行って、突然、漢方薬を処方されても、「本当に効くのだろうか」と疑問に思われたりしませんか?
しかも、体質も何も聞かないで、出されて、毎日ちゃんと飲め!と言われても、なかなか続かないですよね。
もしかしたら、『漢方薬が全くご自分の体質に合ってないかもしれないのに…』です。
漢方薬の知識がなかったとしても、なぜ、その漢方薬を飲むとどう体にいいのか、どんなふうに改善がされるのかが、イメージできなれば、
どんな方でも飲むのを躊躇してしまうのが、自然なことだと思います。
漢方薬は決して病名では選びません
不妊治療クリニックで、漢方薬を処方されるところは、ホームページにも漢方薬について記載されています。
どのホームページも、『この漢方薬はこの症状に良い』というマニュアルのことを丸写しした記載はあっても、体質のことには触れられていません。
例えば、
◎精子減少症、精子無力症には、『補中益気湯』、『八味地黄丸』
◎習慣流産には、『柴苓湯』
◎不妊症、卵巣機能不全には、『当帰芍薬散』
など、〇〇の症状には、〇〇の漢方薬と決まっていますということが、堂々と公表されています。
その上、
漢方薬は効果が穏やかで、補助的に使う場合が多いというような内容を書かれているところもあります。
漢方薬は補助的に使う目的なら、使わない方がベター
うちは、漢方薬がメインの不妊治療をしています。
ですので、漢方薬を補助的に使うというスタンスはとてももったいないと感じます。
また、補助的な位置で、毎日ちゃんと漢方薬約を飲み続けて、ちゃんと文字通り補助になればいいのですが、漢方薬の怖いところは、体質に合っていないのに飲み続けると、副作用となり、補助どころか体質を悪くされて、足をひっぱることにもなってしまいます。
病院では、簡単に漢方薬を補助的なライトな位置づけでサプリメントのような気楽さで処方している感じですが、漢方専門家からしてみれば、「お医者さん自身もよくわかっていない」「患者さんもよくわからない」状態で、何のために漢方薬を使っているのかさっぱりわかりません。
なんとなく神頼みでしょうか?
それともお金儲け?
もし、不妊治療クリニックで漢方薬を処方され、疑問や不安に思ったり、漢方薬での自然な不妊治療方法に興味を持たれたりしたら、是非ともご相談に来てくださいね。
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