妊婦さんへの配慮のためになぜ、妊婦加算なのか?
つい先日、「妊婦加算」に疑問が集中し、見直しを検討するという下記のニュースがありました。
2018年、春に診療報酬(医療の公定価格)改定で増えた『妊婦加算』の内容はこちらの記事がわかりやすいかと思いますので、添付させていただきます。
今回、妊婦さんの負担が増える理由として、要は妊婦さんだと、おなかの子どもへの影響を考える必要があり、診断が難しくなるから、医者は通常より面倒がかかるため、それに対して手間賃を取りますよ。ということだそうです。
『手間賃』って「何それ?」って感じですよね。
(ここから引用)
妊婦さんが来られると、手に負えない医者が多く、すぐに産婦人科へ回すような風潮があるからなのか、こちらの記事には、「加算の背景には、産婦人科を持たない医療機関や専門外の医師に、妊婦の診療に対する正しい知識を深め、積極的に関わってもらう狙いもあるようです。」(引用終わり)とあります。
診断の難しさを患者に負担させるのはおかしい
診断が難しい=手間賃=患者負担増 って、本来の医者の仕事からなんかズレているような気がします。
妊婦さんに限らず、診断が難しくなるのは、どんな病気の方でも同じです。
例えば、糖尿病の方は、お薬の中に副作用につながりやすいものがあったり、難病の方もお薬の処方の仕方や診断も難しくなってきます。
本来なら病院って、それぞれの患者さんに合わせて適切な診断をする専門的なところではないのでしょうか?
それが、医者のそもそもの仕事だと思っていたのですが、面倒で手間がかかるなんて言ってしまったら、今まで、妊婦さんや、難しい病気の方に対して、実は大して配慮してこなかったってことになりません?
反対に言ったら、「簡単な状態の場合のみ診察します。」ということなのでしょうか。
難しい病気の場合は、配慮されていないかも
こんな医療のしくみだと、配慮が必要な病気であっても、現時点で加算がされていないわけですから、手間を惜しんで配慮されていない可能性があるかもしれません。
よく「大きな病院で診てもらった方がいいので、紹介状を書いておきますね。」なんて、言われることがありますが、これって今回の「妊婦加算」の話から考えると、体良く診断や治療が難しい患者を他に丸投げしているのではないかと思いました。
面倒な患者が来たら、紹介状代金を貰って、他の病院に回すということが、常態化していることの表れではないかと思ってしまいました。
なんだか、、、
医者の闇
が深そうですね。
もう少し、「妊婦加算」について書きたいので、次回に続きを書きます。
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