漢方薬は病気の治療だけでなく若返りの薬
うちで漢方薬を続けてくださっている女性から、先日こんなお話を聞きました。
7、8歳年上の方々とお話をする機会があって、その方々に言われたそうです。
「あなたって、一回りも若いのに、私たちとえらく話が合うわね!」って。
急に、そんなことを言われて、びっくりしたそうです。
漢方薬って実は…
その話をきっかけに、漢方薬の目的って実は、『不老不死』なんですよ。という話題になりました。
その女性が、うちで漢方薬を飲み始めた理由はとある病気だったのですが、その病気が治ってもずっと漢方薬を続けられています。
なぜなら、お肌の調子がものすごく良くなっていったからです。
もともと、美に対して意識が高い方でいらっしゃったので、エステであったり、化粧品にこだわったりされていたのですが、エステに行った時よりも、また高い化粧品を使った時よりも、なにより「漢方薬を飲んでいるほうが、お肌が良くなっていることを実感したから」だとおっしゃっていました。
考えてみたら当たり前の話ですが、体の中がキレイになれば、おのずとお肌(外側)だってキレイになるといこうことです。
現代での漢方薬のイメージと言うと、病院で病名マニュアルで出されることが多いので、誤解されているのですが、『この病気に→この漢方薬』と決め打ちで飲んだりしないのが本来の漢方なのです。
体もメンテナンスが必要
人間の体も車なんかと一緒で、時間が経つと不具合が起きます。
悲しいですが、所詮、物体。
小さな不調にでも、気づいて、すぐに修理(メンテナンス)をすれば、もとの状態に戻ります。
どんな人でも長年生きていれば、体に不調が出てくるのは当然です。
胃がもたれる、頭痛がする、喉がイガイガする、寝汗をかくなんていう小さな症状は、体からの不調のサインであって、それをメンテナンスせずに、そのままにしておくと、小さなことが溜まりにたまって、いつしか病気になっていくのです。
ある臓器や体の部分が病気になってしまったというのは、車でいうと、壊れてしまった部品を変えないと元のようには走らないのと同じように、病気なった部分は、新しいものに交換しないといけませんが、人の体は、車の部品のように交換できません。
大切なのは毎日の積み重ね
そうならないために、大昔から漢方薬は、日々の不調を治すために飲まれてきたもので、毎日、起きるちょっとした不調を観察して、それに合わせて漢方薬を選んで、飲んでメンテナンスするというもので、長〜く丁寧に体を健康に保つために積み重ねてきた医学です。
漢方薬を飲み続けた究極の形が仙人と言われるのは、ずっと歳を取らない姿を表現しているからです。
仙人と言われる人の年齢は120歳くらいと言われています。
漢方では、ちゃんと体のメンテナンスをすれば120歳まで生きることができると語られています。
漢方でいう『不老不死』とは、映画のシーンみたいに死にかけた体が、むくむくと元気になるようなものではありませんが、元気のまま長生きするということを意味しています。
今の日本のような『年齢的には長寿だけど、体はボロボロ、病院のごまかし治療でなんとかなっている』というものではありません。
漢方の2000年前の書物である『素問(そもん)』の内容にも、「人間ってどうやったら、病気をせずに長生きできるのか」ということが、詳しく書かれています。
お医者さんは、漢方の医学理論的なことを一切、知らないので、漢方薬を対症療法の一時的なごまかしのように使っていますが、漢方薬は、病気に合わせて選ぶものではなく、現在の体質に合わせて選ぶので、どんな人のどんな状態でも、合わせて飲めるものがあります。
ちゃんと体質をみて選べば、飲み続けることができます。
そして、漢方薬で、日々の不調を常に治しておけば、体をいつまでも若く保つことにつながるのです。
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