ニキビを治すには、体全体を治さないと決して治らない
実は、大人ニキビって、命に関わる病気ではないけれど、とっても複雑で難しい病気です。
その理由は、にきびは、もしかするとアトピーよりも原因がバラバラすぎるから。
なので、治すのが難しく、ある意味、難病レベルです。
大人ニキビは、思春期ニキビのように、男性ホルモンやアクネ菌が、原因ではなくて、「食べ物の質」、「食べる量」、「食べる時間」、「睡眠」、「ストレス」、「月経周期や女性ホルモン」、「仕事のプレッシャー」など、人によって様々です。
(そもそも、思春期もアクネ菌や男性ホルモンが関わっているのかも怪しいものです。)
大人ニキビになる原因は様々
どれくらい原因が複雑なのかと言いますと、ニキビを病院で治療しようと思ったら、まずは皮膚科に行きますよね。
ですが、原因を追求するために行った皮膚科では、表面の皮膚しかみないので、何もわからないということが、ほとんどじゃないでしょうか。
仮に病院だけで、どうしたら、原因にたどり着けるかと考えてみると、
婦人科
消化器科
呼吸器科
心療内科
アレルギー科
が関わり、全部で総合的にみてもらわないといけないわけです。
想像しただけで、6つの科に診察に行くなんて、気が遠くなりそうですね。
そして、その原因が2つの科にまたがっていたり、3つの科に関わっていたりする場合があるのです。
場合によっては、すべてが関係しているかも知れません。
つまり、全部の病院に行けばいいのではなく、これらの「科」でみてもらったことを誰か1人の先生に総合的に診察してもらう必要があります。
現実のニキビの原因はとても複雑で、同じ原因の方はおらず、何百通りの原因が考えられます。
簡単に漢方薬を選んで治るレベルのものではありません
そんな複雑で難しい大人ニキビですが、ネットで「漢方 ニキビ」と検索すると、簡単に買える通販サイトが出てきました。
そこで圧倒的に出てくる漢方薬名は、「清上防風湯(せいじょうぼうふうとう」「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」の二つです。
ニキビの原因が何百通りと考えられ、人それぞれなのに、それをたった二つの漢方薬で治せるなんてありえません。
大人ニキビは、全身をみないと原因がわかりませんし、決して皮膚だけの問題でもありません。
そもそも、漢方薬は病院の薬とは効果の考え方が違い、「清上防風湯」「十味敗毒湯」にニキビを直接、抑える成分やアクネ菌を殺す成分、男性ホルモンを調整する成分なんって、含まれていません。
ニキビで使う漢方薬は、大体、27種類 → 27の体質タイプに対して存在します。
清上防風湯、十味敗毒湯は、そのうちのたった2つ。
もし、あなの体質が「清上防風湯」「十味敗毒湯」がピッタリ合う体質タイプでなければ、全く効かないのが漢方薬です。
『ニキビ』なんて体質は存在しないのです。
(ニキビというのは、湿疹の状態を表しているだけ)
うちで、大人のニキビのご相談をさせていただいておりますが、同じニキビの症状であっても、お選びする漢方薬は人によってバラバラです。
もちろん、飲まれている間に、漢方薬の種類は変わっていきます。
その理由は、体内の複雑な原因に対して、その都度、漢方薬を合わせていくからです。
また、体質以外にも生活習慣の中にも原因がありますので、そういったことをご相談の中でお話させていただいて、それらを改善するから、治癒につながっています。
体全体を総合的にみる、本来の漢方医学なら、病院とはまた違ったアプローチができると思います。
大人ニキビの原因は複雑ですので、なかなか治らないということにイライラが募って、悩んでおられるなら、一度ご相談いただけたらと思います。
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