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グルテンフリーって本当に体に良いの?

「グルテンフリーが注目される理由はなんだろうか?」

グルテンは近年、アトピーやアレルギーの原因になるものとして言われています。

気になって、いろいろと検索してみたら、こちらの本の存在が大きいことがわかりました。

どんな事が書いてあるのかと、興味が湧いたので読んでみました!

(この本をこれから読まれる方は以下の内容は読まないでくださいね。ネタバレもありますので)

著者は世界のトップテニスプレイヤー

本を読んでみると、さすが!世界でトップクラスのアスリートだけあって、かなりストイックな生活スタイルをされていることがよくわかる内容です。

それだけストイックだからこそかも知れませんが、グルテンが健康へもたらす悪影響についての信憑性が高いことが読んでて伝わってきます。

ですが、私たちのような世界レベルを目指していない人も果たして同じように当てはめてよいものかどうか?が気になるところです。

グルテンフリーを推奨する理由とは

❶ 小麦は腸内環境を悪化させます。

グルテンの分解酵素を持っていない人は、グルテンを摂取することで消化不良や便秘、下痢、さらにはアレルギー反応を引き起こしてしまう可能性もあります。

グルテンは腸の粘膜を傷つけ、体内に余計な炎症を引き起こす危険性があります。

❷ グルテンは脳にも影響を及ぼします。

腸内で吸収される際に、ある一定の条件で神経毒性物質を生み出すことがあり、それが脳の神経伝達に影響を与えるのではないかと考えられてもいます。

❸ グルテンは砂糖よりも早く急激に血糖値をあげてしまうので、たとえ小麦アレルギーがない人でも、肥満、高血圧、糖尿病、心臓・内臓・脳・皮膚疾患などを引き起こす場合があります。

理由はどうあれ、この本ではジョコビッチ選手がグルテンフリーの食事に変えたことで、体や脳に明らかに変化が起きた経緯を実際にテニスの試合に勝って、証明されています。

「私と同じものを食べろ」というわけではない

この本の中でとても印象的な言葉があります。

ジョコビッチ選手が伝えたいことは、「グルテンの害ではなく、読者にとっての最高の食事がなんであるかを知る術」だと。

誰かの真似ではなく、自分の体に合った食事を見つけることが大事なのです。

そもそも、だいたいの人はトップアスリートではないのですから。

この本を読んだ私の個人的な感想は、ジョコビッチ選手が世界の頂点にのぼるためにされた苦労と努力のストーリーと、トップレベルのアスリートとしてとても親切な健康アドバイス本だと思いました。

少し残念だと感じた点は、東洋医学風な考えを取り入れながらも、結局は西洋医学的な考えが元になっている健康法を紹介されているところです。

これは、ある意味、お決まりです。

漢方薬を扱っている日本人でも東洋医学のこと自体を理解できている人は、ほぼいないので、東洋医学は、いつも、西洋医学の内容に、ちょっと味つけをするために利用されていることが多いです。

グルテンフリーの食生活は可能なのか?

ジョコビッチ選手は、グルテンフリーのメニューを紹介されていますが、その内容はグルテンフリーパスタや、グルテンフリーオーツ(大麦)など、あまりにも日本では、なじみのない食材ばかり。

ですが、ジョコビッチ選手のように子供の頃から主食が小麦ではない、私たち日本人にとって、実はグルテンフリー生活に取り組むのは、とても簡単なことです。

それは、ただ和食中心の食事にすれば、OKだからです!

私たち日本人が最も得意とする食生活こそが、グルテンフリー。

もし、グルテンフリーの食生活をするのなら、朝昼晩をご飯中心の和食にするだけで簡単にチャレンジできますよ。

私も今は、毎朝パンではなく、おにぎりと味噌汁を食べてます。

パスタが食べたい時は、お蕎麦にすれば問題なしです。

健康的な食事のお話って、その時のブームで、いろいろなものが出てきますが、結局、続けなければ意味がありません。

日本で和食を続けることは、難しくないことだと思いますので、皆さんもアトピーやアレルギーにならないように、和食中心の食生活にされてみては、いかがでしょうか。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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