医者は教えてくれないステロイドの副作用に負けない効果的な使い方
もう、毎日毎日、痒くて仕方がないのです。
ブログのネタを考えようにも、痒くて痒くて、それしか頭に浮かんでこないので、今回は痒みについて書きたいと思います。
本当に、カユイ!
かゆ過ぎて掻きたいッ!
掻きすぎたら、せっかく治りかけた皮膚が、また悪化してしまうのは、重々わかっています。
でも、かゆ過ぎて、気が狂そうになる。
皮膚疾患の1番の辛さは、この「痒みとの闘い」VSカユミ
痛いのは、まだ我慢ができるけど、痒いのを掻かないで我慢するというのは、かなりの精神力が必要です。
なぜ、こんなに痒いかというと、皮膚がよくなっていく過程は、こんな感じだからです。
『湿疹三角形のイメージ図』
ボロボロと自然に皮膚がめくれて落ちそうになる時に、強烈な痒みを引き起こします。
ボロボロと皮膚が落ちて剥がれたら、次に新しい皮膚が再生されて、肌はキレイに治癒へと向かっていくのです。
皮肉な話ですが、『さぁ!これで治るよ。かかなければ』という風に治る時が一番、かゆいのです。」
ここで、痒さに負けて、掻き壊してしまったら、三角形の上の方の『ジュクジュク』に一気に戻されてしまい、皮膚再生のやり直しです。
この痒みに負けないことが、皮膚疾患を治すことの大きなポイントとなります。
しかし、痒みを我慢するということは、並大抵の事ではありません。
ステロイドで痒みが止まっても、後で大きなしっぺ返しが…
その痒みを消すために、ステロイドのお薬に手を出してしまいそうですが、それはあまりお勧めできません。
その理由は、ステロイドのお薬を塗っていることで、痒みの度合いがマシになり、本来、ステロイドの薬を塗っていない時の痒みとはの差が知らず知らずのうちにできていくからです。
長期間、ステロイドのお薬に助けられながら、痒みと闘っていたら、ステロイドのない元々の痒さ100%の時に我慢できる耐性力が弱まってしまいます。
つまり、『ステロイドに甘やかされた状態』は、ステロイドを断った時にとんでもない痒さとして襲ってきます!
また、ステロイドのお薬は、7つの副作用もありますので、長期間の使用は身体の機能を低下させる恐れもあります。
(詳しくは、こちらのブログをどうぞ! ステロイドの効果と副作用)
とにかく、しっかり爪を切って思わず痒くて、もし掻いてしまっても、掻き傷を最小限に抑えるとう小さな努力が、大切になってきます。
治し方は、一変通りでいいの?
もう一つ、皮膚疾患のやっかいなところは、皮膚の場所によって、症状が変わる場合がほとんどです。
実際の湿疹の状態は、さっきのイラストの湿疹三角形の状態が、混じり合っています。
ジュクジュクした部分、傷になっている部分や治りかけのかさぶた部分。
これが、どうしてやっかいかというと、体の部分、部分の湿疹の状態が違うということは、本来なら治療法や、養生法もそれぞれの状態によって変えていかなければならないからです。
治りかけの部分は、掻いてはいけないし、ジュクジュクした部分に、ステロイドのお薬を塗らないようにしないといけません。
もし、ステロイドの副作用で菌が繁殖してしまうとよりひどくなってしまうからです。
傷になっている部分は、まず傷を治すように保護する治療をしないといけません。
病院のちゃんとした指導なんてありません
病院で、塗り薬をもらったとしても、そこまでの指導をされたことってありますか?
皮膚病の部分全体にどこも同じように薬を塗るようにしか、言われないと思います。
お医者さんは、ステロイドの具体的な塗り方を教えてくれません。効果的な使い方を実は知らない!?
実際に、つい先日、私が行った皮膚科の病院では、私の足の症状を包帯の端をめくって少し見えるところだけを見て、包帯を外すことなく、足全体の症状を見ずに診察が終わり、後の処置は看護師さん任せでした。
もちろん、看護師さんからも処方された薬をいつ、どんな風にどこに塗るのかなんて、ちゃんとした説明は一切ありませんでした。
一応、今回、病院へ行きましたが、原因が何で、どんな皮膚疾患なのか、これっぽっちもわかりませんでした。
そんな診察で、病院の先生が薬の塗り方の指導なんてできるわけがありませんよね。
でも、イラストのように皮膚の治癒は必ずいくつかの状態を経て、治癒に至ります。
身体のすべての湿疹の状態がいつも横並びに一律、一緒ではないのが当たり前なのです。
皮膚疾患は、痒みとの闘いと細やかな養生の両方が大切で、どちらも大変ですが、その壁を乗り越えなければ、治癒への道は遠のいてしまうのではないでしょうか。
病院に渡されるまま、医者に言われるまま、なんとなく毎日、ベターっとステロイドを塗り続けるのではなく、湿疹を分析して、湿疹後に塗り方を変えて、効果的に使いましょう。
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