漢方薬を途中でやめるとどうなるのか?
最近、「今、飲んでるいる漢方薬をやめるとどうなりますか?」と質問されました。
もちろん、漢方薬を飲んで病気が治った方は、漢方薬を飲むのを止めてもすぐにまた再発するわけではありません。
一定ラインの部分まで治れば、病院の薬と違って、そう簡単には、元の病気の状態に戻りません。
となると、漢方薬をやめても問題はないように思いますが、毎日、飲まれている方は、どこかしら漢方薬をやめることに抵抗感があるようです。
漢方薬は病気を治すだけが役割じゃない!
その理由は、うちで漢方薬を飲まれている方は、自分の体力や、生活の質が上がってきていることを実感されている方が多いのです。
実際に、『日々、疲れなくなった』『風邪をひかなくなった』『前より、運動できるようになった』『自然と食欲が出てくる』『毎日、ぐっすり眠れる』『目の疲れがマシになった』などと、人それぞれ、様々ですが、ご自分の体の良い変化を感じていらっしゃいます。
漢方薬には2種類の使い方があります
漢方治療には、治療の段階があります。
大きく分ければ、2つに分けられます。
- 病気を治すための治療
- 病気にならないための予防治療
漢方薬を飲み続けていると「2」の病になる前の予防治療ができていることにだんだん気づくのです。
漢方薬で病気の治療や体のケアをすることによって、自分の体の能力を高めることができるのです。
体質能力を高めていけば、どんなことも楽にこなせることができるので、若い頃の自分に少しずつ、戻っていく感じがするのです。
病院の薬と漢方薬の決定的な違い
ここが病院の治療と違うところです。
病院の薬はあくまで1つの症状を一定時間だけ止めるだけです。
薬の効果が切れたらまた再発。
体質能力が高まるというのは、どういうことなのか?
体が元気になるので、体を鍛えるためにする運動もしやすくなったり、食欲が安定し、しっかりとした食事ができたり、体が全体的に自然と健康に向かっていきます。
女性なら、便秘や下痢が解消されて、お肌が整い、肌荒れがなくなり健康は美しさと直結します。
そもそも、女性の美しさに関しては、美しくなる成分などの話がいろいろと出てきますが、その成分を処理する自分の体のシステムがうまく働いていなければ、成分は体を素通りするだけなのです。
結局、漢方薬をやめるとどうなるのか?
もし、漢方薬を飲むのをやめれば、その体質能力を高めることにストップがかかって、日々時間が過ぎていくのと同時に体も『通常の老化』へと向かっていきます。
これは病気でなくとも30代をすぎていれば、健康体であっても、誰でも老化はさけられません。
日々溜まっていく疲れと老化をそのまま体で受け止めていかなければならなくなるので、また、『疲れ』を感じてしまうことになります。
ただ、これが悪いということではなく、『日々、老化し、老化と一緒に生活していく』というのは、当たり前なので、より、人生を楽しみたい人は、漢方薬の次の段階を目指すべきなのです。
その日の疲れが、一晩眠ればなくなるのでしたら、漢方薬はもう必要ないかも知れませんが、もしそうではなく、日々「疲れ・不調」を感じるのなら、それが『今後の病気の引き金』となる可能性があります。
それをどう、ご自分で捉えるかというところが、漢方薬を飲み続けるかどうかになります。
漢方治療の不思議なところは、『漢方薬は病気の治療だけではない』ということですね。
いつまでも、元気でや生き生きとした生活をしたいと思われる方には、是非ご自分の体質に合った漢方薬を飲み続けることをお勧めいたします。
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