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鼻水、花粉症には小青竜湯だけじゃない!

花粉が飛び交う季節、花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

これだけ、花粉の量が多いとほとんどの方が花粉症になってしまうのではないかと思うほどです。

症状としては、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」ですよね。

耳鼻咽喉科などの病院に行けば、アレジオン、ザイザル、ジルテックなどを処方されますが、中には、鼻水の症状に『小青竜湯(しょうせいりゅうとう)』という漢方薬を出されたことがあるというお話をよく聞きます。

漢方薬というのは、体質に合わせて飲めば、根本的な治療になりますが、漢方薬の中には病院の薬っぽい効き方をする漢方薬というのがあるのです。

病院の薬(西洋医学のお薬)が発達した今の時代には、このような漢方薬はほぼ需要がなくなってきたので、そんな即効性のある漢方薬が存在することはあまり知られていません。

『小青竜湯』はどちらかといえば、即効性タイプの漢方薬です。

これは、私の経験からですが、確かに『小青竜湯(しょうせいりゅうとう)』を飲むと、鼻水が止まる場合がありますが、漢方薬の中でも急性的な効き方をするので、小青竜湯を飲んでしばらく(体感的に2,3時間位)するとまた、鼻水が出てきます。

そして、また、小青竜湯を飲んだら止まるといった繰り返しです。

よくCMなんかで見る花粉症の薬であるアレグラやクラリチンなどのお薬よりは自然のお薬なので、いいと思われる方もいるかもしれませんが、飲んだ時だけ止まるという漢方薬は、東洋医学の治療という感覚とは少し遠いですよね。

その場しのぎの対症療法っぽいです。

花粉症のお薬は『抗ヒスタミン薬』ですので、うつ病のお薬としても使われますので、うつ病の薬を飲み続けるのに抵抗があるとか、どうしても眠気が起きてしまうという副作用を避けたい場合は、漢方薬で対症療法をするという方法も悪くないかと思います。

ただ、やっぱり、病院の薬には負けますので、どうせ、症状を一時的に誤魔化すことが目的であれば、わざわざ、効くかどうかわからない小青竜湯を使うよりは、抗ヒスタミン剤を使う方が確実ではないかと思います。

また『小青竜湯(しょうせいりゅうとう)』の漢方薬であろうとアレグラなどの花粉症のお薬であろうと、時間が経つと元の症状に戻ってしまうので、もともとのアレルギー体質をなんとかしない限りは、結局、毎年、花粉が飛び交う時期に『くしゃみや鼻水』に悩まさせることに変わりはありません。

鼻水の症状の起こっている原因というのは人それぞれです。

ですので、先ほどの『小青竜湯(しょうせいりゅうとう)』症状が全く治らない方がいらっしゃるのは当然です。

漢方薬は、体質が違えば、他の人が治った漢方薬を飲んでもよくならないものですので、鼻水の原因が他の人と違っていると判断すれば、小青竜湯以外の他の漢方薬にしないとよくなりません。

『花粉症の漢方薬=小青竜湯』ではないということですね。

『鼻水の症状の治療候補となり得る漢方薬の数』10種類以上あるのです。

『小青竜湯(しょうせいりゅうとう)』の注意点としては、漢方薬ですが飲み続けていても根本治療にはならない傾向があることと、もし『小青竜湯』を飲んで鼻水の症状が治らない場合、体質や鼻水の原因が他の人と違うので、小青竜湯をいくら飲み続けても治りません。

その場合、漢方薬での治療の手がなくなったわけではなく、他の漢方薬でも改善することができることをお伝えしておこうと思います。

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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