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視力回復は有り得ない???

先日、コンタクトレンズを買いに眼科へ行きました。

普段、私は眼鏡をかけていますが、出掛ける時はたまに使い捨てのコンタクトレンズをつけます。

目が悪くなり始めたのが、20歳くらいの時で初めは眼鏡ではなく、ずっと毎日コンタクトレンズをしていました。

初めてコンタクトレンズをつけた時は、職場でいろんな方と目が合ってびっくりしました。

今まで、全く世の中が見えてなかったんだと思い知りました。

ここ10年くらい、眼鏡と使い捨てのコンタクトを併用していたのですが、数カ月前から近くがどうも見えづらくなってきたので、そろそろ老眼が入ってきたのかな。と思って遠近両用のコンタクトレンズにでも変えてみることを一度相談したいなと思い、今までとは違う病院へ行きました。

視力検査をしてもらって、新たにコンタクトレンズの度数を合わせてもらうと、なんと大幅に度数が下がりました!

度数を下げたコンタクトレンズでも遠くの字も手元の字もよく見えます。

今まで何年も使っていた使い捨てコンタクトレンズの度数から右も左もこんなにも変わりました。

右目 -3.75 ⇨ -3.00

左目 -3.25   ⇨ -1.75

検査いただいた方に、「こんなに度数が合ってなかったら、かなりしんどかったでしょう。」と言われたのですが、私は、「過去に、少しずつ見えにくくなって度数を何回か上げたこともあります。しばらく同じ度数で問題なかったのですが、最近、近くがとても見えにくくなってきたのです、老眼かな?と思いまして。」と話をしました。

すると、検査員の方は「これだけ度数が合っていなければ、老眼ではないですね。」

「じゃあ、視力が良くなったってことですかね?」と私。

「近視の場合、視力が良くなることはないので、それはないですね。

前の病院で検査された時に疲れていたりすると検査の結果に影響したりしますので、視力に差が出ることはあります。」と検査員の方に言われました。

目の老化でもなく、視力も回復したわけでもないのに、目の検査をしたらこれだけの度数の変化があったのです。

私は「一体何がどうなったの?」と疑問に思ってしまいました。

自分の中で納得がいかなかったので、今度は眼科の先生に診察をしてもらった時にも先ほどと同じ質問をしました。

眼科の先生は「老眼は近くが見えにくくなるだけではなく、遠くも見えにくくなるのですよ。」とおっしゃられました。

すかさず、私は「遠くは見えづらくなっていないので老眼ではなかったら、視力が良くなったということですか?」と聞くと、

やはり先生も「視力は良くなることはないです。」とはっきりおっしゃいました。

さっきの検査員の方と全く同じ答えにびっくりしつつ、患者としては視力が良くなったことは嬉しいことなのに、病院の先生や検査員の方には、どうでも良いことなのかな?とまたまた疑問が大きくなってしまいました。

私の立場を仮にこのお医者さんの治療者側に置き換えたら、漢方治療で患者さんが良くなったとおっしゃって下さるととても嬉しいですし、漢方とは別のことで良くなったりしたら、何でどう良くなったか?と詳しく教えてもらいたくなります。

今回、私がお世話になったお二人ともが、「視力が上がることはない!」という前提の元、その結果良くなった事実を目の前にしても、『通常なら有り得ないことがなぜ起きたのか?』という疑問すら持たれていないことが私にとっては、とても摩訶不思議でした。

せめて、「何か、視力を回復するようなことをされましたか?」と質問されてもいいような状況ではないかと思うのですが…

治療をする側のはずなのに、そんなに「治る」ことに興味がないんでしょうか。

『確かに興味がない』と言われればそれまですが。

今回の病院では、『視力は良くなることはない!』と断言されましたが、私にしたら、老眼でもなく、コンタクトレンズの度数を下げてもらっても、物がよく見えるようになったのなら、私の目の視力は確実に良くなっているとしか考えようがありません。

こんなふうに、40歳を過ぎても視力が上がることもあるんですね。

これからも東洋医学の力を借りて、老化との戦いに挑み続けます!

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ブログの著者 東洋医学カウンセラー 松村陽子

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