がんにならずに自然寿命を全うすることは可能なのでしょうか?
俳優の今井雅之さんが末期の大腸がんであることを告白されたというニュースから、今日はがんについて書いてみたいと思います。
今や、がん患者の数は2人に1人という割合にまで達してきています。
これは誰もが、がんになる可能性が高いことを意味する数字です。
今井さんは、今まで健康診断をしたことがなかったそうです。
普段から病気も不調もなく、元気なら健康診断や病院に行かないことは、ある意味、仕方のないことかもしれませんよね。
体にちょっとでも異変を感じたら
でも、もし体のどこかに異変を感じた時があったら、その時をどうか、見逃さないようにして欲しいと思います。
「今まで痛くなかったところが痛む」
「前よりも疲れやすくなった」
「最近、食欲がない」
「いつもより、風邪の治りが遅い」
「便や尿の様子がいつもと違う」
など…ほんの小さなことなので、気づきにくいことかもしれません。
いちいち病院に行ってられないけれど…
誰でも、若くて働き盛りの時は、忙しくて少しくらい体調を崩したからと言って、いちいち病院になんて行ってられないと思いますよね。
私にも思いあたるような経験があります。
産後、体力が低下している上に仕事が忙しく精神的にも余裕がなかった頃の話です。
風邪を引いた後に咳だけがどうしても治らなくて、日常的に咳がでるようになりました。
自分では、風邪をこじらせただけでなんともないと思っていたし、体は元気なので、そんなに深刻に考えていなかったのですが、周りの友達が、「そんなに咳が出るのはおかしい。肺炎や結核かもしれないから、とにかく病院で検査を受けた方がいいよ。」とアドバイスを受けて、しぶしぶ病院へ行きました。
病院で、肺のレントゲン写真をとりました。病院での診断は『気管支炎が少しひどくなった状態』ということで、特に深刻な病態ではないことがわかりました。
そして、咳を抑える薬と、痰切りの薬が処方されました。
それだけで終わっていたら、ただの診察なのですが、先生から驚きの言葉を聞く事となりました。
レントゲン写真から、脇のリンパが少し腫れていることがわかったので、もしかしたら乳がんかもしれないから、マンモグラフィー検査のできる病院でもう一度を検査をした方がいいと言われました。
この先生は慎重な先生だったからかもしれないので、ほんの小さな疑いを私に伝えてくれたんだと思いますが、それを聞いた私は少なからずとも一瞬『がん』かも知れないと、いろんなことが頭の中をめぐりました。
がんの検査
別の病院で乳がん検査をして、細胞診(しこりの中に細い針を刺し、細胞を吸引して調べる方法)までした結果はがんではなかったのですが、乳がん専門の先生が診察をした時は、100%がんではないと言い切れない感じでした。
念のため、細胞診をしたのです。
検査結果が出るまでは、やっぱり不安はありました。
結果は、肺の大きな病気でもなければ、がんでもなかったから良かったのですが、そのまま放置していたら反対の結果になっていたかどうかは永久にわかりません。
友達に「病院に行った方がいいよ」と言われなければ、いつまでも行っていなかっただろうし、乳がんの検査も受けることもなかったのです。
健康で過ごすことができている時は、健康診断や検査をしなければいけないと頭でわかっていても実行することは、なかなかできませんよね。
がんは誰でもなる病気
自分ではなかなか冷静になって、体の不調と向き合うのが難しいこともあるかもしれないのが、現実です。
働き盛りの年齢の時は特にです。
ですから、もし周りの方(家族や友達、職場の方)がその方の不調に気づいたら、「病院に行って異常がないかどうかを調べた方がいいよ!」と声をかけてあげて欲しいと思います。
そして、そのアドバイスを受けたなら素直に受け止めて、ご自分の体に疑いをもってみてください。
がんは誰にでも起こりうる病気です。
あなただけがならないなんて保証はどこにもないのです。
がんは、どの病院の先生が診ても間違いなくがんだとわかるくらいになってからでは、手の施しようがなくなってしまいます。
がんにならずに生きるためにも、ちょっとした体の不調のサインに気づいてあげることが一番大事だと思います。
病院で色々検査した結果、不調の原因がわかったなら、ちゃんと体を休めて出来るだけの治療をすることをおすすめします。
もしも病院の検査でどこも悪いところがなく、何も原因がわからないと言われた時には、いつでもご相談に来て下さいね。
不調があるのに、絶対にそのままにしないで欲しいと思います。
少しの体の違和感の積み重ねが、がんにつながるかもしれないってことを意識することで、がんにならずに生きれるかもしれないと私は思います。
がんが自分の体を占拠する前に、自分ががんの存在を見つけられるかどうかが大切な事ではないかな。と思います。
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