イボにヨクイニンとは限りません・・・
イボができると、「薏苡仁(ヨクイニン)を飲むとよくなってくるかも!」というアドバイスを受けた方は結構いらっしゃると思います。
ですが、実際、ヨクイニンで治るイボというのは、本当に少ないと思います。
なぜなら、漢方的には、ヨクイニンは、ほんの初期のイボにしか効き目がないからです。
また、ヨクイニンは種子系の植物ですので胃腸の弱い方ですと、すぐに胃もたれを起こすため、飲み続けることが難しいのです。
ヨクイニンの副作用
普段、特に胃腸に問題がなかったという人でも、飲み続けていると、胃の調子が悪くなってきたりすることもよくあります。
とにかく飲めないことには、治療にもなりませんよね。
私もイボ体質で、しょっちゅう身体中のあちこちにイボができます。
ヨクイニン末だと、すぐに胃もたれし、続けて飲むことができないので、エキス顆粒や錠剤になっているものに変えてみたりと色々工夫もしましたが、結局は胃のトラブル。などで続きませんでした。
イボも体質によって変わってくる
今は毎日、イボ体質の改善として、はと麦茶を飲んでいます。
私の場合、イボは体質ですので、消えてはまた新しいものができ、完全になくなることはありませんが、全体の数からすれば、確実に減ってきています。
ただ、はと麦茶を飲めば、すぐにイボが消えるのかというと、そうではありません。
残念ながら、速攻性はありません。
気長く、あくまでも体質改善のために。
もちろん、その人それぞれの体質で早い遅いはありますが、効果は年単位です。
ヨクイニンが有効なイボとは?
元の体質が原因ではなく、突然、イボが出来たという方には、ヨクイニンは有効です。
ヨクイニンが効く場合のイボは、普段あまりイボなんてできたことがないのに、ポツっと突然できた肌色に近い水イボのような時です。
体質に関係なく出来てしまったイボの場合は、ヨクイニンでイボがとれます。
そういった方はヨクイニンを飲んでも、胃もたれにもならずに済みます。
イボ体質に合わせて漢方薬を選ぶ
同じイボでも、私のようにしょっちゅうできて、長年治らないなど、元々の体質のせいでイボが出来やすい方は、ヨクイニンでの治療は残念ながら難しいです。
また、イボの色が赤かったり、黒っぽくなったりする場合は、別の問題を解決しないと治りません。
これは、『ヨクイニンの苦手』とするところです。
そういった場合は、体質判断をしっかり行い、<体質に合った漢方薬で治していきます。
はと麦茶は万能
私が普段、飲んでいるはと麦茶とは、ヨクイニンの種子の殻をむかずにそのまま焙煎して砕いたものです。
それをお茶として煮出したのが、はと麦茶です。
漢方屋さんのハト麦茶ですね。
焙煎ハト麦茶の漢方的な効能は「健胃(けんい)」です。
ヨクイニンを焙煎することによって、ハト麦茶が胃の消化器官をよくすることでお肌の調子がよくなって、更にイボも減っていくのかもしれません。
一口にイボと言っても、たくさんの原因やイボの種類がありますので、全てがヨク苡仁ででよくなるなんてことはありません。
また、ヨクイニンが有効なイボは、比較的、早く治る性質のイボなので、何ヶ月も飲んでいて、変わらないのであれば、ヨクイニンで治すのはあきらめて、今の体質に合わせて漢方薬を選んだほうがいいと思います。
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