漢方は、自分の体質に合っているかどうかが、重要なんです!
漢方薬局などに相談に行かれて漢方薬を買ったりしますよね。
「ちょっと、体調がよくなくて・・・」といろいろ症状を伝えると…
「それには、この漢方薬がいいですよ!」と勧められます。
「これは、とってもいいものなんで、きっとよくなりますよ。」
(そう言われたら、なんとなくよくなる気がする!)
でもしばらく飲んでみたけど、なんだかどこも変わってない気がするなぁ…
よくよく考えるとただ、いいものだからと言われただけで、具体的に、どうよくなっていくのか、説明がなかったし…
と、なんとなく納得できてない場合は、一度、ご自分の体調を振り返って考えてみてください。
『本当にこの漢方薬は、今の自分に合っているのだろうか?』
漢方薬は、その方の体質に合っていなければ、薬としての効果は全くなく、毒となってしまいます。
だから、漢方薬は500種類以上の処方が存在するのです。
当たり前ですが、同じ人でも飲む時期やタイミングが違えば、同じ病気であっても、飲む漢方薬は違います。
よく、こんな、ご質問をいただきます。
「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)っていうのを、勧められたのですが、これっていいのでしょうか?」
「はい、もちろんいいものだと思います」と私。
「じゃあ、飲んでもいいんですね?」
「それが、体質に合っていれば、問題ないかと思います」と説明させていただくと、
「体質って?」
と疑問に思われたようです。
きっと、体質判断をされてないのに婦宝当帰膠(ふほうとうきこう )をすすめられたのでしょう。
「もし、体質に合っていれば、少なくとも1ヶ月もすれば体調が変わってくるはずです。
婦宝当帰膠の構成生薬から考えますと、身体全体が冷えている方には合いやすいでしょうが、中に熱がこもるタイプの方や、子宮筋腫や内膜症がある方には向いていないでしょう。
また、冷えがあるけれど手足だけ冷える方や、夏には冷えないという方には、合っていると言えない場合もあります」とご説明をすると、
「とりあえず、いいものだから、飲んでも構わないですか?」と、どうしても飲みたいようなご質問が返ってきます。
「はい、お体の体質に合っているのであれば、飲んでもいいと思います。ただ合っていない場合は、いいものであるがゆえに体にとっては悪く作用しますので、その点には注意が必要ですね。」というようなお話に。
体に良いものというのであれば、漢方薬の500種類は、すべて、良いものです。
悪いものなら、漢方薬として残ってないですよね。
全部、いいものですが、あなたの体質と合わない漢方薬もいっぱいあるわけです。
例えば、漢方薬の中には、清熱薬といって、体を冷やすことによって、体調を整える漢方薬があります。
この薬を体が冷えている人が飲んだらどうなるでしょう。
『体が冷えている人の体を冷やす』
悪くしかならないですよね。
ですので、例えば、お医者さんや漢方薬局の先生が『いいもの』だと勧めきた場合は、『私の体質にとって、どう良いのか』を具他的に効いた方がよいですよ。
漢方薬は、ある体質に対して、どう良いのか勉強していれば、説明できるようになっていますので。
あなたのお友達が、ある漢方薬を飲んでよくなったからと言って、同じように飲んでもよくなる保証は漢方には残念ながらありません。
『友達は良くなって、あなたはひどくなる』なんて、漢方では当たり前です。
あくまでも体質に合わないと漢方薬は効力を発揮しないのです!
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