漢方薬はお年寄りのもの!?
「漢方屋さんなんて、お年寄りの方がいくところじゃないの」と思っていらっしゃいませんか?
私も漢方の知識が全く無かったときは、ただ漠然と「漢方=お年寄りの薬」という認識を持っていました。
ところがです、自分たちが、漢方のお店を始めてみると、ご来店される方は全年齢では0歳〜80歳代まで幅広いのですが、うちは割合でいうと20代〜40代の方が最も多いのです。
実際、私も漢方に出逢ったのは20代前半の時です。
漢方は長く飲まないと効かないと言われていて、ゆっくり優しく効いていくので、お年寄りに向いているイメージがありますが、本当は体質と漢方薬が合えば、効き目が早いというのが、漢方の本当のところです。
特に子どもはめちゃくちゃ、効き目が早いです。
うちの子なんて1袋(1日分ではない)で治ったりすることもあります。
逆に体質と漢方薬が合っていないと、すごい副作用なんか出てきて全然、優しくない時もあります。
また、妊婦さんは新薬(病院のお薬)が飲めないので、どうしても体調をこわして、お薬が必要なときは、漢方薬なら飲んでも大丈夫!
ただ「妊婦さんである」場合は、飲んでも良い漢方薬が限定されるので、必ず漢方の専門家の指導の元に飲んでくださいね。
同じように、病院のお薬をずっと続けなければならなくなった人など、本当は病院の薬を続けることに不安でいっぱいだけど、仕方なく続けられてるって場合は、漢方で体質を整えていって、症状が良くなっていけば、徐々にきつい病院の薬をやめていくこともできます。
例えば、アトピー性皮膚炎で、強いステロイド剤でないと効かなくなってしまった方や、アレルギーや蕁麻疹でかゆみを抑えるために抗ヒスタミン薬が手放せない方、毎回便秘薬が必要な方、逆に毎回下痢を止める薬が必要で困っているような方には、漢方ならだんだんと症状をなくしていって最後は病院の薬はもちろん、漢方薬にも頼らなくても良くなっていきます。
より早い段階でお薬に頼ることから脱することが出来れば、一番だと思います。
そのお手伝いに漢方薬は適しているのではないでしょうか。
うちに来られている4歳の女の子のお母さんは、「この子、病院のお薬は嫌がって飲まないんですが、漢方だったら飲むんですよ」っておっしゃってました。
小さい子供にも結構人気なんです、漢方って!
漢方は、あなたの自然治癒力を応用した治療ですので、病院の化学合成のお薬を飲む前に漢方薬を思い出していただければ嬉しいです!
ただし、大半の病院や漢方専門薬局は東洋医学的な体質を分析しないで、簡単なマニュアルをみて、見当違いの漢方薬を処方することが多いので、ご注意ください。
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