イカでいかに元気になるのか
うちの主人はイカが大好きです。
寿司屋に行けば、必ずイカを頼みますし、焼きそばを頼む時はイカの入ったミックス焼きそばを頼みます。
レストランでメニューにイカの入っているものを見つければ、だいたいそれを頼みます。
私もイカは美味しいとは思いますが、それほどイカを食べようとは思いません。
『どうして、主人がイカが好きで私はそうでもないのか?』
その理由が、イカがどういった食べ物かを知ることでわかったのです。
イカはどんな食べ物なのか
イカは潤いの性質を持ち、【肝や腎】を補います。
ですので、疲れた体の回復にとてもいいのです。
ですが、消化吸収しにくく、胃腸の弱い「気血両虚」の方や「高齢の方」、また、「陽虚」の方は冷え性なので、腎機能が悪く、腎の負担になるため、イカは控えめにしなければなりません。
主人は普段から筋トレなど、なんだかんだと常に動いているので、イカを食べることで自然と体を回復させていたのでしょう。
だから、イカに惹かれるのだと思います。
反対に私は胃腸が弱く、腎機能が悪いため、自然にイカと距離をとっていたのかもしれません。
イカ=高コルステロールなんじゃないの?
「でも、イカってコルステロール値が高いんじゃない。」と敬遠されていませんか?
コルステロール値が高い食べ物としてイメージがあるため、気にしてあまり食べないようにしているという方もいらしゃるかもしれません。
ですが、コルステロールは体から排除すればいいものではなく、体の細胞膜や副腎皮質ホルモンの合成であったり、神経伝達物質への関与など、生命活動をするのに欠かせないものです。
食べ過ぎはよくないですが、適度に普段の食事に取り入れるのがベストです。
また、するめイカはイカを加工することで、コルステロール量が多くなります。
酒のつまみなどで、常に食べるという方は、年齢とともに量を少なくしていきましょう。
なぜかというと、コルステロールを分解し、体の中で有効に機能させるためには、肝臓が元気でないとできません。
やはり、元々どんなに元気な方であったとしても、年齢を重ねることで、肝機能は弱ってきます。
そこへ、大量のコルステロールが入ってきたとしたら、若い頃のようには肝臓は働けず、体にコルステロールが溜まってしない、動脈硬化を引き起こす原因となってしまいます。
コルステロール以外にもう一つ、イカの特徴として、イカはタウリンの含有量がトップクラスです。
タウリンは肝臓の解毒機能を強化し、血中コルステロールの増加を防ぎます。
イカのタウリンを効率的に摂るのであれば、お刺身など生イカで食べることをおすすめします。
よくあるような成分だけでなく漢方的な食性から見てみるとまた違ったことが見えてきますよね。
「体が疲れたな。」と感じたら、イカを食べてみてはいかがでしょうか。