漢方専門まごころ漢方薬店

こどもの病気相談

【子どもに漢方薬は効果的なんでしょうか?】
昔は、子どもの病気はすぐにお薬を出さずに、経験豊富なお医者さんが、聴診器をあてて、病気の前後にあったことを詳しく聞いて、できるだけ、養生や食べ物のアドバイスだけで治してくれていました。

しかし、現在はマニュアル的に診断、治療が当たり前になっていて、子どもであっても、はじめから複数のお薬を処方されることがめずらしくありません。

薬は、作用や効果を聞いているとからだを治してくれるいいものとイメージしがちですが、人工的につくられた強い作用のものです。

薬はその作用の強さゆえに急激に体調を崩し病気になった場合は、有効的だと思いますが、それぞれの体質にあわせて処方してくれるわけではないので、中には薬自体が負担になる子もいます。

子どもは成長過程にあるので、自然治癒力は大人が考えているより、高く、漢方薬の変化も素直に反応しやすいです。

病気になった時は、何の病気かがわからないので、病院での診断が必要だと思いますが、慢性的に薬を飲んでいても治らない場合は、漢方薬を考えみられるのもいいかと思います。
【大人よりはるかに高い自然治癒力】
新薬にしろ、漢方薬にしろ、子どもは自然治癒力が高く、感受性が高いので、ダラダラとお薬を飲みつづけて治療するのは悪い影響を受けることもあります。

治療は、子どもの状態の変化に気を配りながら、漢方薬であれば比較的短期間で処方を体質に変更していくかどうかを検討したほうがよいです。

次に注意する点は、先生自身を好きになってもらわないとどうしようもありません。むっつりと黙って、治療するのは、大人だったらかまわないかもしれませんが、素直な子どもだと、そんな恐い先生の治療は受けません。

治療を受けなかったり、薬を飲まなければ、治るものも治りません。
また、無理やりさせても、強制では親も疲れますし続きません。
子どもの病気の場合は、先生の態度も重要な治療の1つだと考えてください。

ブログの著者 国際中医師 松村直哉

ブログの著者 国際中医師松村直哉

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